實性寺

年中行事

1月
修正会【修正会】一年の計は元旦にありと言いますが、その年の幸いを祈り、ご先祖への感謝をこめて年の最初に行われる法要です。
實性寺では、毎年一月三日に檀信徒交流の新年会をふまえた会が厳修されます、当日は国家安泰・各家先祖代々・各家家内安全等をお祈りし、ご参加いただいた皆様には、絵馬にお願い事をお書きいただき、奉納いたします。
清宴では、演芸などでお正月の雰囲気をかもし出していただき、柳家我太楼師匠の司会によるビンゴ大会も行われます。
初詣も兼ねてご参加いただきますよう。
2月
【涅槃会】涅槃会とは、お釈迦様の入滅(亡くなられた)された二月十五日です。

お釈迦様の伝道は、北インドのガンジス河を中心に、四十五年間の永きにわたりました。八十歳となられたお釈迦様は、阿難(アーナンダ)と数名の弟子をともなって、王舎城(ラージャグリハ)からクシナガラへと、伝道の旅をなさるのです。自らの入滅を予想され、生まれ故郷のカピラ城へ向かわれたようです。重病にもかかわらず、弟子達の助けをかりつつ、お釈迦様はさらに歩みを進められるのです。カックッター河で沐浴され、疲れを癒やされた後、ビハール州クシナガラのサーラ樹林(沙羅双樹)にたどりつかれます。お釈迦様は、身を横たえられたまま、集まった人々を前にして最後の説法をなされます。よく戒めを守り、五欲を慎み、静寂を求めて努力をし、定を修して悟りの知恵を得るべきことを示されるのです。そして、静かに如来としての永遠の涅槃に入られるのです。阿難をはじめ弟子達の嘆きは、想像を絶するほど深いものであったのでしょう。

涅槃図には、真白い花をつけたサーラ樹の下で、お釈迦様は、頭を北に顔を西に向け、右手を枕にして横臥し、周囲には十大弟子をはじめ、老若男女、鳥獣達さえも嘆き悲しみ、百獣の王である獅子までが、仰向けになって慟哭している様子が描かれています。図の右上には、とうり天からかけつけたお釈迦様の母君、マヤ夫人が描かれています。
3月
春季彼岸会回向【春季彼岸会回向】お彼岸とは、この世である此岸からあの世である彼岸へ渡る一週間の修業期間をいいます。
ご先祖へのお参りも彼岸の行事のひとつです。また、昼と夜の長さが同じことから、仏教の中道の教えにも通じます。
中道とは、かたよらない心、とらわれない心と言うことです。両彼岸お中日に、合同回向が行われます。
ご先祖感謝の気持ちを込めて、お塔婆をあげましょう。
4月
花まつり【花まつり】四月八日(木)は、お釈迦様がお生まれになられた誕生日です。各お寺で、灌仏会が開催されます。お釈迦様の誕生をお祝いし、誕生仏に甘茶をかけにおいで下さい。
本堂前(御拝)に花見堂が出ております。
實性寺寄席【實性寺寄席】檀信徒の皆様、地域の方々の實性寺御本尊様とのご縁をより深める為に、春・秋の二回開催されます。
5月
お施餓鬼会【お施餓鬼会】お施餓鬼は、お釈迦様の弟子の阿難尊者の余命がその由来で、餓鬼に食べ物を施す行事です。
お施餓鬼は、いつでも行える行事ですが、實性寺では、毎年五月第四土曜日に行っています。近隣のお寺様に来ていただき、大法要を厳修しています。
ご先祖と一緒に食事をとるという意味の中食(おとき)・法話等を聞いていただき、塔婆供養・焼香と法要にご参加下さい。新亡のお家には、新亡奉納金をお納めいただいています。
ご先祖のない方でも、三界の万霊に供養いたしましょう。
施餓鬼会は、實性寺檀信徒が必ず参加していただく行事です。演芸等の余興もお楽しみいただけます、どうぞご家族でお出かけ下さい。
6月
蓮見の会【蓮見の会】仏教で一番大切な花が、蓮の花です。
極楽世界には、青・黄・赤・白色の蓮の花が咲いていると「阿弥陀経」に書かれております。
仏様になられると、この極楽の蓮の花にお乗りになられます。又、お経には「如蓮華不着水」と記されているように、泥沼に咲いた蓮の花は、泥水に触れることなくその美しい姿を保つ花です。
私共も、その蓮の花のようにありたいと願い、花をつける以前、種を宿している蓮の花のように、人々には、善根種が備わっており、その善根の種を大切に生かせましょう。
蓮の花を見いでて、檀信徒の交流をはかる行事です。
なお、お茶室にて、無料でお抹茶の接待があります。お気軽にご参加ください。
7月
【七夕】6月末よりご本堂前に笹を配置し、短冊に願い事をお書きいただく事ができます。(無料)
【七月盂蘭盆会回向】盂蘭盆会は、お釈迦様の弟子・目連尊者の餓鬼道に堕ちていたお母様を救おうと、法会を営んだことに由来しています。
7月13日~16日(地域によって15日までの所があります)
ご先祖様をお迎えし、今生きている人とご先祖様が同じ屋根の下で過ごす、あらたまった期間です。
お墓をきれいに掃除して、ご家庭では、ご仏壇をお掃除して、お線香、お花、灯り、お膳、お供物をお供えしましょう。
7月13日にいちばん近い土曜日、午後1時半より、本堂にて合同回向を行います。
【送り火】
8月
【八月盂蘭盆会回向】8月13日~16日
8月13日 午前10時、11時半、午後1時半の3回、本堂にて合同回向を行います。
【送り火】
9月
秋季彼岸会回向【秋季彼岸会回向】菩提の種をまく仏道修行の一週間です。こちら側の岸(現在私達が生きている世界)に対する向こう側の岸、つまり極楽浄土(さとりの世界)を意味します。向こう岸にわたる為に六つの「六波羅蜜」を修して身を高める期間です。
布施(ふせ)持戒(じかい)忍辱(にんにく)精進(しょうじん)禅定(ぜんじょう)智恵(ちえ)、日頃この「六波羅蜜」を行うには困難ですが、お彼岸の一週間は、意識を持ち自分を見つめたいものです。
10月
實性寺寄席【實性寺寄席】

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